世界初のダイバーズウォッチがサブマリーナーです。ダイバーズウォッチとしての基本デザインを確立し、長い年月の中で多くのモデルチェンジ・マイナーチェンジを重ねてきました。

特に1950年代の黎明期には技術的な進化や試行錯誤を重ねており、多くの型番が誕生しました。

ロレックスのスポーツモデルの中でトップクラスの売り上げを誇る人気モデルです。

サブマリーナーの始まり

当時の社長ルネ・P・ジャンヌレがアマチュアダイバーだったことから、その助言をもとに開発されたと言われてます。

回転ベゼルをオイスターパーペチュアルに搭載しした「ターン・オ・ベゼル」の技術を応用して1953年に誕生。翌1954年にはバーゼル見本市でRef.6204を正式に発表しました。

このRef.6204は100mの防水性能を搭載していますが、同時期に200m防水のRef.6200も併売されていました。

1960年には潜水艇トリエステ号が1万908mの世界潜望記録を樹立。潜水艇の外側にはオイスターの特殊モデルが装着されており、ロレックスの防水性能の高さを実証しました。

サブマリーナーの歴代モデル

Ref.6200

製造期間:1953年~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A296
防水性能:100m
1954年に公式発表されたRef.6204の1年前に開発されていたサブマリーナー。

エクスプローラーのダイヤルに酷似した「3・6・9インデックス」ダイヤルを搭載しています。

Ref.6204

製造期間:1954年~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A260
防水性能:100m
1954年のバーゼル見本市で発表された初代サブマリーナー。

Ref.6205

製造期間:1955年頃~1950年代後半
搭載ムーブメント:Cal.A260、A296
防水性能:100m
Ref.6204発表の1年後に登場。

Ref.6536

製造期間:1950年代後半~1960年代前半
搭載ムーブメント:Cal.1030
防水性能:100m
同時期に販売されていたRef.6538のディフュージョンモデルと位置付けられているモデル。
ノンクロノメーターながら全回転両方向巻き上げ式ムーブメントCal.1030を搭載している。
防水性能は、Ref.6538の半分の100m防水。

Ref.6538

Ref.6538

製造期間:1950年代後半~1960年代前半
搭載ムーブメント:Cal.1030
防水性能:200m
Ref.6536と同時期に登場した200m防水タイプ
ジェームス・ボンドモデルの有力候補と言われている

Ref.5508

製造期間:1958年頃~1960年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530、1560
防水性能:100m
搭載されているCal.1530はダイバーズモデル用として開発された

Ref.5510

製造期間:1958年頃~1960年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530
防水性能:200m
Ref.5508の200m防水仕様。

Ref.5512

ref5512

製造期間:1959年~1977年頃
搭載ムーブメント:Cal.1530、1520、1560、1570
防水性能:200m
リューズガードを備えた初のサブマリーナー

同時期に販売されているRef.5513がノンクロノメーターなのに対してRef.5512はクロノメーター仕様。

Ref.5513

ref5513

製造期間:1963年頃~1989年頃
搭載ムーブメント:Cal.1520、1530
防水性能:200m
Ref.5512のノンクロノメーターバージョン
イギリス海軍に採用された

Ref.5514

製造期間:1972年頃~1978年頃
搭載ムーブメント:Cal.1520
防水性能:200m
Ref.5513をベースにフランスの潜水調査会社コメックスのダイバーに供給されたサブマリーナー
ヘリウムエスケープバルブを搭載、文字盤にはコメックスのロゴがプリント

Ref.14060

ref14060

製造期間:1989年~2000年
搭載ムーブメント:Cal.3000
防水性能:300m
Ref.5513の後継機種
サファイアクリスタル風防を採用

Ref.14060M

ref14060m

製造期間:2000年~2011年
搭載ムーブメント:Cal.3130
防水性能:300m
デビュー時はノンクロノメーター、2007年以降はクロノメーター仕様となった

Ref.114060

ref114060

製造期間:2012年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3130
防水性能:300m
耐傷・耐蝕性に優れるセラミックベゼル、パラクロム製ヒゲゼンマイ採用のCal.3130を搭載

サブマリーナー・デイトの歴代モデル

Ref.1680

ref1680

製造期間:1965年~1980年頃まで
搭載ムーブメント:Cal.1570
防水性能:200m
カレンダーを搭載した初のデイト付きサブマリーナーで、風防にはカレンダーの視認性をアップさせるためにサイクロップレンズを装備する。

生産初期には「赤サブ」と呼ばれる”SUBMARINER”の表記が赤いモデルがあります。
ref1680-akasub

Ref.1680 赤サブ

Ref.16800

ref16800

製造期間:1980年~1986年
搭載ムーブメント:Cal.3035
防水性能:300m
風防がプラスチック製からサファイアクリスタル製へ変更。300m防水を実現
安全性の面から逆回転防止ベゼルが採用。

Ref.168000

ref168000

製造期間:1986年~1989年
搭載ムーブメント:Cal.3035
耐食性に優れた素材へと変更

Ref.16610

ref16610

製造期間:1989年~2010年
搭載ムーブメント:Cal.3135
20年以上に渡って製造されたロングセラーモデル
多くのマイナーチェンジあり

Ref.16610LV

16610LV

製造期間:2003年~2010年
搭載ムーブメント:Cal.3135
サブマリーナー生誕50周年を記念して発表されたモデル。
Ref.16610をベースにグリーンベゼルを搭載し、針・インデックスが大型化されている。

Ref.116610LN

116610LN

製造期間:2010年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3135
サブマリーナー史上、初のセラミック製ベゼルディスクを採用

Ref.116610LV

ref116610LV

製造期間:2010年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3135
ダイヤルにもグリーンを採用

サブマリーナのジェームズ・ボンドモデルについて

サブマリーナーはショーン・コネリー扮するジェームズ・ボンドがつけていた時計としても有名です。

有力候補はRef.6538、Ref.5510、Ref.6536、Ref.5508ですが、現在ではRef.6538という説が有力です。

しかし、Ref.6538ならボンドモデルというわけではありません。

サブマリーナは非常に多くのマイナーチェンジを重ねているため、同じ型番でも見た目が異なる例が沢山あるのです。

それにも関わらず、Ref.6538がボンドモデルというのが定説になっているためもあってか、一部の時計店ではRef.6538なら明らかに異なる外観でもボンドモデルとして売られていることがあります。

サブマリーナーorサブマリーナ

Submarinerの日本語表記は「サブマリーナー」と「サブマリーナ」の2つがありますが、ロレックス公式サイトが「サブマリーナー」だったため、当サイトもそれに倣っています。